2008年09月03日

Neck Enhancerなるもの

Neck Enhancer_1Saxgourmet Neck Enhancerなるもの

Neck Enhancer_2

ネックとマウスピースの間に挟んで使うものですが,実際に使うというより興味が先行して手に入れてしまったものです.オリジナルはコルクの部分にゴムのOリングが付いていましたが,サイズが合わないためコルクで代用しています

単純に言えばマウスピースの内空とネックとの段差をスムーズに移行させ,かつ,ややテーパリングすることで息のスピードを上げる構造になっています.当然ながら抵抗感が増します.

試したところ結構良さ気だったのですが,マウスピースにはまり込む形になりますので,取り外しが厄介です.

構造と効果が知りたかっただけなので外そうとしたところ,うまく取り外せず,結局先が細いラジオペンチでマウスピースを傷つけないようにしながら取り外しました.

Neck Enhancer_3したがって,Neck Enhancerのネック側が変形しています...(^^;
Saxgourmetではマウスピースの差し込み口がこの形のネックも作って,オリジナルのサックス用ネックとして出しているようですが,それだとまだ良いかもしれません.アイディアと効果は良いのですが,セッティングが決まらないで試行錯誤しているアマチュアにはちょっと使いにくいツールでした...Online storeでは100ドルとのこと...ほとんどアイディア料?
でもこれなら旋盤さえ確保すれば自作できますねぇ...
posted by RIO at 23:43| Comment(6) | TrackBack(0) | アルトサックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月01日

東京ジャズ2008

東京ジャズ2008 最終日に行ってきました.
遠いのであきらめてたのですが,土曜日に出張があり,その帰りの飛行機を東京に変更していってきました.
「東京JAZZ SUPER JAM featuring フォープレイ and デヴィッド・サンボーン」


フォープレイ,デビッド・サンボーンともに以前ブルーノートで観ていたのですが,その共演ということでとても楽しみにしていました.


チケットの確保は遅めだったので,送られてきたチケットでは2階席の端だったのですが,たまたま後ろの席にテレビカメラがセッティングされていました.
会場係員からカメラワークの問題で席の移動をしてほしいとのことを告げられ,案内されたのが2階席2列目のほぼ真ん中!


7時過ぎに開演でまずはジョージベンソンのステージから.ギタープレーとボーカルを堪能しました.
個人的にR&Bも好きなので大満足!
いわゆるスライド奏法もありましたが,あの指はほとんどボトルネック奏法のスライドバーに匹敵するのではと思わせるような演奏でした.


これだけでも十分贅沢なのですが,次の演奏がフォー・プレイ!

ボブ・ジェームス,ネーザン・イースト,ラリー・カールトン,ハーヴィー・メイソンの4人のグループですから当然圧巻.
彼らの凄いところは楽器が体の一部と化しているかのような演奏です.本当に何気なく弾いているようですが,そのタイミングでそのフレーズが入るか!というような遊び心にあふれ,なおかつ非常にリラックスした演奏です.
ブレークやピアニッシモを含めた音の強弱を巧みに使い,パワーだけで押し通して盛り上げるのではなく,聴衆をひきつける技はさすがトッププレーヤーの演奏だと思います.


前回ブルーノートで聴いた時よりボブ・ジェームズの演奏に気合いが感じられたのですが,それもその筈.
ボブ・ジェームズとサンボーンの共演はアルバム「Double Vision」以来初めてとのこと.ボブ・ジェームズがMCで自分にとっても特別な夜なのだと言っていました.


さて,いよいよサンボーンの登場なのですが,その前に紹介されたのがキーボーディスト.
「あれ?YouTubeで見た顔...」
ってリッキー・ピーターソン!
彼はデビッド・サンボーン・グループで長年キーボードを担当していて,SLAMのイントロがかっこよくて覚えていました.もちろんハモンド・オルガン担当.



そして,サンボーンの登場で会場は大盛り上がり!
かなりの人数がサンボーンファンじゃないのかなというぐらい...
それにしてもサンボーンとフォー・プレイの共演って贅沢の極みですよねぇ.
楽器のトラブルがあったとの情報もネットにはあるようですが,良い音を出していました.音の記憶は曖昧かも知れませんが,以前に聴いた時より音に艶が出ているように感じました.
(デュコフの攻撃的な音ではなく,それに深みを増した感じとでも言うのでしょうか.さすがにPAもサンボーンセッティングなのかサブトーンもしっかり聴こえていました.)



既におなかいっぱいの感がありますが,そこにさらにサム・ムーア登場!
もう,「何それ?」状態です.
大変な盛り上がりの中,ソロ回しが始まり「あぁコッチも見なきゃ」,「アッチも見なきゃ」,「ソロ以外のところで面白いことやってない?」って感じで最終的には何を聴いてたんだか....(^^;



惜しむらくは,アンコールでせめて一曲やって欲しかったなぁ...

ラベル:JAZZ SAX Sanborn FourPlay
posted by RIO at 22:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月17日

悩みは尽きない

今日は知り合いのギタープレーヤーと久々の合同練習.
練習スタジオで行ったのですが,今日はマウスピースは元のYANAGISAWA #6を使いました.相方のギタープレーヤーの好みにも合わせた選択です.

初めて煤竹を使った先日のレッスンの際にも思ったのですが,マウスピースのせいなのか自分の吹き方のせいなのかわかりませんが,少し高音域の倍音成分が強く出る傾向にあるようです.家や練習場でも何か共鳴するようで,金属系の共鳴音が聞こえるような気がします.実際には録音して聴き比べる必要があるとは思いますが...

リガチャーを変更したりもしたので音色が変わる要素も他にもいくつかありますので,一つ一つ検証する必要があります.もう少し試行錯誤していきます.ある程度傾向がわかったところでまた報告します.
posted by RIO at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | アルトサックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月14日

ブローアップの入手と使い方

今日は比較的近い場所で大きな地震がありました.
幸いに近い所に被害はありませんでしたが,震源地周辺ではけがをされた方も多く,死者も出ています.
被災された方々にお見舞い申し上げます.
さて,昨日ご紹介したブローアップですが,ブルズアイエンタープライズ 小山様に許可をいただきましたので,少し詳しく紹介していきたいと思います.

blowup.jpg ブローアップ

まずは,入手先なのですが,ブルズアイリガチャー.comで手に入ります.ただ,今のところ商品紹介の中に出ていません.オンラインオーダーのところにはありますので,そこで注文すればOKです.

さて,このブローアップ.一言でいえば只の管なのですが,練習用グッズとして面白いものです.
説明書が極めて簡潔に書いてありますので迷うのですが,手持ちのマウスピースを差し込み吹くだけです.マウスピースを差し込む深さはコルクの半分ほどまでで良いとのこと.これで,アルトサックスであればコンサートのCの音程を狙って吹きます.ちなみにコンサートCとはA=440Hzの場合のCでピアノなどのC音のことです.アルトのCつまりE♭ではないのでご注意を.テナーサックスの場合はB♭とのことです.
ちなみに,クラシックなどシンフォニーの人はアルトではC#を狙って練習するとのことです.

手持ちのマウスピースではセルマーやYANAGISAWAならコルクの真ん中ほどまでの差し込みでよいと思いますが,煤竹などシャンクが短いマウスピースの場合は,同じ位置にするとマウスピースのチャンバーも含めた全体の管の長さが短くなるため音程が上がります.したがって,浅めに挿すか基準音をはじめからC#など少し高めに設定して練習する必要が出てきます.

初めの練習は基準音でロングトーンして安定した音を出すことが目標のようですが,これから+/-20セントでピッチをコントロールするように練習します.これはコントロールの仕方はビブラートの練習をするのと同じように考えると良いかもしれません.
(注:この練習法の意義は耳と口と息でピッチコントロールをすることだと小山様からコメントいただきました.ビブラートのように早いコントロールをすることが目的ではなくあくまでもロングトーンが重要ということだと思いますので,ゆっくりと練習してください.コントロールの仕方がビブラートをかける時の息と口の使い方において共通する部分が多いと思いますので音をコントロールするコツとしてビブラートと書いております.また,一般的にビブラートを口の動きでかける方を強調している教則本が多いのですが,実際は口を動かすだけでなく息も使ってコントロールすることが重要だと思います.―2008/6/15 追記)

そのあとは基準音から次第に低い音を出すように練習するようですが,最終的には4度下,つまりアルトの場合はGが出るようになると良いとのことです.これは結構難しいようで,私は今のところ2度ちょっとまでしか下がりません.力を抜いて喉を開くことが重要なようですが,これでロングトーンをするのが結構難しいのです.力が入るとのどが閉まりますし,ゆるすぎると息漏れしたり音が割れたりします.つまりこの練習は口腔内を広げると同時に口元が緩まないようにしっかりとしたアンブシュアを作るトレーニングになります.また,同時に息の支えが必要になりますので,呼吸法の練習になります.

さて,このような理屈の練習道具ですが,25cm程度の長さなので実は持ち運びも楽だし,実際に出る音は話し声程度か吹き方によってはもっと小さく音を出せますので,夜や集合住宅での練習にはもってこいの道具です.もちろん,運指の練習にはなりませんのでそれは別に練習が必要ですが,ロングトーンはこれで練習できますので,効率良い練習が可能になります.

また,個人的にはオーバートーンやフラジオの練習にも使えるような気がしています.
(まだ,私自身が完璧にマスターしているわけではないので,この点にはもう少し時間をかけて調べる必要がありますが.)ただし,オーバートーンを出すような吹き方をすると高音がでて音もやや大きくなりますので,これは夜はやめた方が良いかもしれません.
posted by RIO at 22:18| Comment(4) | TrackBack(0) | アルトサックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブローアップ

情報交換させてもらっている”へろへろてなーマン”さんからの紹介で始めたブロウアップという練習グッズがあります.ブルズアイ・リガチャーで有名なブルズアイエンタープライズの製品です.

まだ,始めて数日ですが,少しづつコツがつかめてきました.
大きな音を出せない時に取り敢えず練習するのに良い気がします.今日は職場に持って行き,休憩時間などを利用してみました.まったく音が出ないわけではありませんが,鼻歌でも歌ってるときぐらいの音量ですから,練習場所の確保には困らないと思います.

確認したいことも何点かありますので,詳しいことは後日報告させていただきますが,これは練習グッズとしてはハマりそうです.
posted by RIO at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | アルトサックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月12日

マウスピース変更!

気がついたら,私の環境はリード以外はすべてYANAGISAWAの環境でしたが,最近,高音域の音色がいま一つ上品すぎる気がしてきたので,マウスピースなどを変更してみました.

以前に購入していたGottsuさん作の煤竹#6です.結構リードとの相性が厳しいマウスピースなので敬遠していたのですが,リガチャーをロブナーにしていたのが原因の一つのようです.セルマーのリガチャーに変えて,しっかりと固定するとリードが暴れることなくミスリードも極端に減りました.また,組み合わせられるリードも増え,今はAlexander superial DC #3と組み合わせています.
(もしかしたら,自分自身の奏法も少しは進歩して,吹きやすくなっているのかもしれませんが.)
音色的にはクラシックにはYANAGISAWAの方が良いと思いますが,煤竹のほうが守備範囲が広い音色で個人的には自分が好きな音に近づいています.

posted by RIO at 00:18| Comment(2) | TrackBack(0) | アルトサックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月27日

オメガの情報

Atelier Musee Ohtake
www.C-MelodySaxophone.com

私がオメガに興味をもったきっかけの一つとなったサイトですが,最近更新されて,かなり詳しくオメガ(特に162と164)の情報が掲載されています.

やはりアルトでは162がオメガと呼ぶべきもののようですねぇ.
私が以前持っていたのはAS110ですが,個人的には音色も好きでしたし吹きやすい個体でしたから,値段を考えるとかなり得だったように思います.
今はeBayにも162はおろかAS110ですら滅多に出てきません.
マークVIに至っては天井知らずの価格(それでも日本の相場よりは安いようですが)になっていますし,既にマークVIIが一時期のマークVI並みの価格で取引されているようです.
ラベル:オメガ AS110 AS100 162
posted by RIO at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | アルトサックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リードの厚み

最近,フォルテシモでスケールを練習すると,low G, Fあたりで息継ぎの直後に音が裏返る(一オクターブ上になる)現象が頻発しています.

家ではこの現象はほとんど起こらず,レッスンの時に頻発するのですが,レッスンの時の不要な力みと家では遠慮して大きな音を出していなかったため気付かなかっただけのようです.大きな音でしっかり練習する必要性を感じています.

さて,音の裏返りの原因は息の入れ方と,思わず力が入り噛み気味になっていることのようですが,リードをLaVoz MからVandren ZZ 3に変えて練習しています.個人的感覚ですが,LaVoz Mより音を出すまでの息が必要な印象ですが,息継ぎ直後の吹き始めの裏返りは少なくなります.ピアニシモでもおなかでしっかり支えないと音が出ない弊害はありますが,トレーニングには良さそうです.
ZZで裏返らない状態で,LaVozに戻し,噛まないことを意識することとフォルテシモで吹こうとして力まないことを意識するときちんと音が出ますので,正しい吹き方の練習になると思います.

ところで,ソプラノは相変わらずサイドキーを押したhigh Eより上が,相変わらず出にくく,苦戦しています.Dまではほとんど苦労せず出るんですけどねぇ...
ラベル:リード
posted by RIO at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | アルトサックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月26日

簡単なリペア

先日行った,ソプラノサックスの簡単なリペアのご報告です.

それなりの経年変化でコルクやフェルトが一部不十分だったようで,特にオクターブキーとの連動部分に問題がありました.写真のように本来はあるべきコルクが外れていたみたいでした.
open.JPG通常の状態 close.JPGオクターブキーを押した状態

そこで,ここにコルクを取り付けるために分解して,ついでに清掃.

キーロッドやネジは傷つけないように慎重に扱う必要がありますが,特にロッドを引き抜く際には滑り止めの波型がついたペンチなどでつかむと確実に傷つきますので,波型がついていないペンチを用意しておいたほうが良いです.あと,ネジは無くさないように,キーポストにつけておくこと.


disassemble1.JPGdisassemble4.JPGdisassemble2.JPGdisassemble3.JPG

外したロッドは古い油で汚れていますので,まずは清掃ということで,使い古しのシャツにライターオイルを染ませて油をふき取ります.次いで,分解して外したキーのほうも清掃するわけですが,モールにライターオイルを染ませて中を通します.汚れがついてきますので,モールの汚れをふき取ります.これの繰り返しですべてを清掃します.
zippo_oil.JPGwipe1.JPGwipe2.JPG
wipe_key1.JPGwipe_key2.JPGwipe_key3.JPGwipe_key5.JPG


写真を撮り忘れたのですが,キーロッドとキーがややきつめで動きが悪かったので,調整しました.
具体的にはロッドを電気ドリルに取り付け,ロッド先端にミシン油と研磨剤をつけます.それをキーに差し込んで,キーを手で押さえた状態でロッドをドリルで回転させすり合わせを行います.スムーズに動くようになったら,汚れた油を取り除くのと同じ要領で研磨剤などを取り除きます.

次にコルクの取り付けです.コルクシートに接着剤を塗り,キーのコルクを接着する面にも接着剤を塗ります.この接着剤はボンドの一種で,サックスのリペアキットに付属していたものを使用していますが,同じ系統のボンドはDIYの店にもあるようです.(合成ゴム系・溶剤形接着剤でよいと思います)ボンドが指につかないぐらいまでに乾燥したら張り合わせて,キーからはみ出したコルクをカットします.
bond.JPGcork.JPGcork2.JPGcork1.JPG

あとは組み立てですが,ロッドやキーにキーオイルを塗布し組み立てます.
key_oil.JPG

最後に取り付けたコルクの調整が必要ですが,これには細長い短冊状に切った紙やすりを使います.コルクの部分に紙やすりを挟み,軽くキーを抑えて紙やすりがコルクにあたっていることを確認して,紙やすりを引きます.これにより,コルクが少しずつ削られますが,コルクがちょうどいい厚みになるまで繰り返します.削りすぎると,コルクの取り付けからやり直しになるので,削りすぎないように注意が必要です.

posted by RIO at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ソプラノサックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月05日

How to eBay

もしかして,eBayの取引に関心がある方がいらっしゃるかも知れませんので,少しだけtipsを.

まず,自分が気になるものが出品されているかどうかが一番大切なのですが,高くても同じ種類のものが出品されている場合は,かならずチェックすることです.商品の解説は結構親切に書かれていることも多いですが,あっさりとしたものもあります.ですので,必ず比較することです.

最終的には写真での判断がすべての場合もあります.良心的な出品者の場合は良いのですが,わざと小さな写真しか載せてなかったりする場合は要注意です.どうしても興味がある場合は他の写真も見せてくれるように頼むことが大切です.

私も最初のころにキーガードやネジの欠損に気づかずに入札してしまったことがあります.その出品者のコメントが”ちょっと調整は必要”となっていたので,バランス調整ぐらいかなと思っていたら届いてびっくり.ブログのはじめのほうにも書いていますが,ネックソケットが外れそうになっていたり,結構大掛かりなリペアが必要でした.(でも,落札したような値段で手に入る楽器ではなかったのですから,結果的にある程度は納得しましたが,出品者には当然クレームを入れました.−反応は薄かったですが...ということで低い評価を入れさせていただきました.)

....ここで教訓!評価が低い相手には注意が必要!- もちろん,不幸にも取引相手が悪くてマイナス評価をつけられてしまった人もいますので,評価の内容をよく読むことが重要です.ただ,最大限リスクを回避するつもりなら,評価が99%-100% positiveの相手と取引をすることです.


次いで,入札前に是非しておきたいことは,質問のメールを出すこと.楽器の状態が詳しく書いてあったとしても,最後の調整はいつかとか送料のことなど質問できる事項は色々あるはずですから,必ず出すことです.ここで見ているのは質問への回答の内容ではなく,質問に対する反応や丁寧さです.本気で落札したいときは,相手がinternational shippingについて明示していない場合,必ず日本への発送が可能かをききます.ひどい場合にはこの時点で無視されます.良心的な出品者の場合,ここで海外からの入札が可能なように条件を変更してくれることもあります.
日本への発送を断られた場合でも,相手が信頼できそうであれば,(もしツテがあれば)アメリカの友人の住所に発送してもらいたいので入札しても良いかどうかを聞きます.ツテが無い場合は落札や発送代行業者もあるようですので利用するのも手ですが,私は使ったことがありません.

そして,一番大事なのが支払い方法です.私はPayPalを使用していますが,PayPalはすぐに登録できますが,ベーシックなプランでは支払い上限が限られています.高額な取引や頻回の取引が必要な場合はプランの変更が必要です.これには数日から一週間程度かかりますので,事前にチェックしておくのが良いでしょう.(私は取引の最中に上限に引っかかることに気づいて,あわてて相手に連絡して待ってもらったことがあります.今となっては,そのときのメールのやり取りも楽しい思い出ですが,そのときは焦りました.)

PayPalを嫌ってMoney Orderしか受け取らない人もいますが,その際は送付先が実アドレスであることも確認したほうが良いでしょう.時々,局留めになっている場合があり,トラブルの際に追跡が困難になる可能性があります.(郵送ですから面倒ですし,時間もかかりますので,待っている間結構ドキドキモノです.)


もう一つ,支払いの前にできるだけ(必ず?)相手の連絡先を確認しておくこと.メールアドレスだけでは変更された場合,対応が困難になることもありますので,少なくとも電話番号ぐらいは聞いておいたほうが良いでしょう.相手が警戒して教えない場合もあるかとは思いますが,丁寧な文章で聞いておいたほうが,精神衛生上も好ましいと思います...^^;

先日のlocal pick upでは相手の顔もわからないので,待ち合わせの際に本当はmobile phoneの番号を聞きたかったのですが,持ってないのでと逆に固定電話の番号を教えてくれました.
(固定電話では待ち合わせには役に立たないのですが...^^;)


まぁ,このようなやり取りを繰り返すことでお互いの信頼関係を築くことが一番重要ということです.


始めの質問メールのやり取りにしてもそうですが,とにかく相手の反応がどうであるかが一番大切です.反応が鈍いのは要注意.ただ,メールを出したつもりであったり,システムトラブルもあり得ますので,返事が無い場合は普通に催促してみるのも必要です.特に取引途中ではあきらめないことが大切です.前述の低評価の出品者の場合は今思えば返事も雑だし,返事も5回に一回ぐらいでした...完全な詐欺ではありませんでしたので事なきを得ましたが,そのときは相手のメールアドレスと名前から検索して,局留めではない住所までほぼ割り出しました.いざとなればeBayやアメリカの行政窓口(Federal Trade Commission)に訴えることもできますから,情報はできだけとっておくに越したことはありません.

ラベル:eBay tips 取引 注意点
posted by RIO at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。