詳細はhttp://tech4real.seesaa.net/
で解説しています.
お役にたてれば何よりです.
音楽とサックス好きの男です.
サックスは初心者ですが,気付いたことなど色々と書いています.
よければ,コメントやアドバイスをよろしくお願いします.
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もしかして,eBayの取引に関心がある方がいらっしゃるかも知れませんので,少しだけtipsを.
まず,自分が気になるものが出品されているかどうかが一番大切なのですが,高くても同じ種類のものが出品されている場合は,かならずチェックすることです.商品の解説は結構親切に書かれていることも多いですが,あっさりとしたものもあります.ですので,必ず比較することです.
私も最初のころにキーガードやネジの欠損に気づかずに入札してしまったことがあります.その出品者のコメントが”ちょっと調整は必要”となっていたので,バランス調整ぐらいかなと思っていたら届いてびっくり.ブログのはじめのほうにも書いていますが,ネックソケットが外れそうになっていたり,結構大掛かりなリペアが必要でした.(でも,落札したような値段で手に入る楽器ではなかったのですから,結果的にある程度は納得しましたが,出品者には当然クレームを入れました.−反応は薄かったですが...ということで低い評価を入れさせていただきました.)
....ここで教訓!評価が低い相手には注意が必要!- もちろん,不幸にも取引相手が悪くてマイナス評価をつけられてしまった人もいますので,評価の内容をよく読むことが重要です.ただ,最大限リスクを回避するつもりなら,評価が99%-100% positiveの相手と取引をすることです.
次いで,入札前に是非しておきたいことは,質問のメールを出すこと.楽器の状態が詳しく書いてあったとしても,最後の調整はいつかとか送料のことなど質問できる事項は色々あるはずですから,必ず出すことです.ここで見ているのは質問への回答の内容ではなく,質問に対する反応や丁寧さです.本気で落札したいときは,相手がinternational shippingについて明示していない場合,必ず日本への発送が可能かをききます.ひどい場合にはこの時点で無視されます.良心的な出品者の場合,ここで海外からの入札が可能なように条件を変更してくれることもあります.
日本への発送を断られた場合でも,相手が信頼できそうであれば,(もしツテがあれば)アメリカの友人の住所に発送してもらいたいので入札しても良いかどうかを聞きます.ツテが無い場合は落札や発送代行業者もあるようですので利用するのも手ですが,私は使ったことがありません.
そして,一番大事なのが支払い方法です.私はPayPalを使用していますが,PayPalはすぐに登録できますが,ベーシックなプランでは支払い上限が限られています.高額な取引や頻回の取引が必要な場合はプランの変更が必要です.これには数日から一週間程度かかりますので,事前にチェックしておくのが良いでしょう.(私は取引の最中に上限に引っかかることに気づいて,あわてて相手に連絡して待ってもらったことがあります.今となっては,そのときのメールのやり取りも楽しい思い出ですが,そのときは焦りました.)
もう一つ,支払いの前にできるだけ(必ず?)相手の連絡先を確認しておくこと.メールアドレスだけでは変更された場合,対応が困難になることもありますので,少なくとも電話番号ぐらいは聞いておいたほうが良いでしょう.相手が警戒して教えない場合もあるかとは思いますが,丁寧な文章で聞いておいたほうが,精神衛生上も好ましいと思います...^^;
先日のlocal pick upでは相手の顔もわからないので,待ち合わせの際に本当はmobile phoneの番号を聞きたかったのですが,持ってないのでと逆に固定電話の番号を教えてくれました.
(固定電話では待ち合わせには役に立たないのですが...^^;)
まぁ,このようなやり取りを繰り返すことでお互いの信頼関係を築くことが一番重要ということです.
始めの質問メールのやり取りにしてもそうですが,とにかく相手の反応がどうであるかが一番大切です.反応が鈍いのは要注意.ただ,メールを出したつもりであったり,システムトラブルもあり得ますので,返事が無い場合は普通に催促してみるのも必要です.特に取引途中ではあきらめないことが大切です.前述の低評価の出品者の場合は今思えば返事も雑だし,返事も5回に一回ぐらいでした...完全な詐欺ではありませんでしたので事なきを得ましたが,そのときは相手のメールアドレスと名前から検索して,局留めではない住所までほぼ割り出しました.いざとなればeBayやアメリカの行政窓口(Federal Trade Commission)に訴えることもできますから,情報はできだけとっておくに越したことはありません.
サックス調整中で練習できないのが結構堪えてます.
ネットオークションなどで出ている楽器を見ては,はやく調整から帰ってこないかと思っているのですが...
気を取り直して,以前に書いた倍音を考える上で必要な,音の成り立ちについて少し整理しておきます.
まず,音の基本波形はサイン波だと書きましたが,なぜコサインでは無いのか?これは至極単純な話で,サイン波とコサイン波は周期が半分ずれているだけの話なので,裏を返せば発音のタイミングが半周期分ずれているだけということが言えます.したがって,音の基本はサイン波という一言になってしまうわけです.
[波長と周波数と音程]
サイン波にも色々あります.波が長いものもあれば,短いものもあります.
波が長いということは,一秒間という長さの中で入る波の数は,波が短いものと比べると少なくなります.すこし難しい言い方をすれば,単位時間あたりに入る波の数が少ないということになり,波=振動となるので単位時間あたりの振動数が少ないということになります.これがすなわち周波数が低いということになります.
周波数の違い=音程の違いですから,波の長さが音程を決めることになり,波の長さが長い=周波数が低い=音が低いということになります.
サックスの場合,管の中に空気が流れますが,この空気はリードの振動を伝えます.つまり空気そのものが振動しています.ただし,純粋なサイン波ではなく,さまざまな周波数のサイン波が複合した複雑な波形をつくります.これが音色になるわけですが,各周波数の音の大きさを無視すれば,様々な音程の音を含んでいると考えても良いわけです.サックスではタンポで穴を塞いで音程を調整しますが,管から息が抜けて外にでる部分までの長さで振動しやすい周波数とそうでない周波数が決まります.もともと色々な周波数で振動している空気が,この管の長さで一定の周波数が強調され音程がつくられるわけです.
さて,すべての生楽器に共通することですが,物体には固有振動数というのがあります.これは主に物性に依存しますが,要は振動しやすい周波数とそうでない周波数があるということです.これはサックスでは先の管の長さとは別の話になり,管の材質により管自体が振動する周波数が異なるということになります.
言い換えれば音程は管の長さで振動する空気の周波数を規定するのに対し,材質の違いにより管自体が振動する部分は主に音色に依存すると考えられます.もちろん,管だけでなくマウスピースやリード,リガチャーもそれぞれの固有振動周波数を持ちますし,人体そのものも異なる固有振動数を持ちます.これが複雑なサックスの音を作りだしている所以だと思われます.特にリードや人体はその日のコンディションでも違うはずなので,このあたりがとても微妙な話になります.
[振幅と音量]
サイン波で波の大きさ(振動の幅)を考えてみましょう.縄跳びを想像してください.二人で縄跳びの両端をもち同じ時間で一回転させる場合,人が跳べないくらい小さく回すのと絶対に人に引っかからないように大きく回すのではどちらが大変でしょうか?大きく回す方が大変だと思いますよね.(思わない人はそう思い込んでください...^^;)
つまり,波の大きさが大きい方がエネルギーを持つということになります.音量はまさにこの波の大きさ=振幅になります.
ちなみにラジオのAMとFMがありますが,AMよりFMが音が良いのはこの周波数と振幅の特徴に依ります.
AMはampulitude modulatonの略で電波に信号を載せるときに電波の振幅を変えて信号を表現します.したがって,遠くの音が小さく聞こえるのと一緒で,環境の変化を受けやすいため音が悪いわけです.(これ以外に振幅を変えることができる範囲にも依存しますが...)
FMはfrequency modulationの略で,信号の載せるときは電波の周波数を変えます.つまり,基本となる周波数(チューナーをあわせるときの周波数です)とどれくらい受信した周波数がズレているかを測定し,信号に変換します.遠くの音も音量は小さくなっても音程は変わらないのと一緒で,FMの方が良く(良い音で)聞こえるわけです.ただし,FMでは周波数が変動するため,近い周波数の電波を出すと混信してしまいますので,ある程度の幅をもたせて周波数割り付けが行われます.だからAMより局数が制限されるわけです.
少し話が横道にそれましたが,音の成り立ちの基本を知っておくと,結構いろいろと気づくところがあって面白いですよ.