もしかして,eBayの取引に関心がある方がいらっしゃるかも知れませんので,少しだけtipsを.
まず,自分が気になるものが出品されているかどうかが一番大切なのですが,高くても同じ種類のものが出品されている場合は,かならずチェックすることです.商品の解説は結構親切に書かれていることも多いですが,あっさりとしたものもあります.ですので,必ず比較することです.
最終的には写真での判断がすべての場合もあります.良心的な出品者の場合は良いのですが,わざと小さな写真しか載せてなかったりする場合は要注意です.どうしても興味がある場合は他の写真も見せてくれるように頼むことが大切です.
私も最初のころにキーガードやネジの欠損に気づかずに入札してしまったことがあります.その出品者のコメントが”ちょっと調整は必要”となっていたので,バランス調整ぐらいかなと思っていたら届いてびっくり.ブログのはじめのほうにも書いていますが,ネックソケットが外れそうになっていたり,結構大掛かりなリペアが必要でした.(でも,落札したような値段で手に入る楽器ではなかったのですから,結果的にある程度は納得しましたが,出品者には当然クレームを入れました.−反応は薄かったですが...ということで低い評価を入れさせていただきました.)
....ここで教訓!評価が低い相手には注意が必要!- もちろん,不幸にも取引相手が悪くてマイナス評価をつけられてしまった人もいますので,評価の内容をよく読むことが重要です.ただ,最大限リスクを回避するつもりなら,評価が99%-100% positiveの相手と取引をすることです.
次いで,入札前に是非しておきたいことは,質問のメールを出すこと.楽器の状態が詳しく書いてあったとしても,最後の調整はいつかとか送料のことなど質問できる事項は色々あるはずですから,必ず出すことです.ここで見ているのは質問への回答の内容ではなく,質問に対する反応や丁寧さです.本気で落札したいときは,相手がinternational shippingについて明示していない場合,必ず日本への発送が可能かをききます.ひどい場合にはこの時点で無視されます.良心的な出品者の場合,ここで海外からの入札が可能なように条件を変更してくれることもあります.
日本への発送を断られた場合でも,相手が信頼できそうであれば,(もしツテがあれば)アメリカの友人の住所に発送してもらいたいので入札しても良いかどうかを聞きます.ツテが無い場合は落札や発送代行業者もあるようですので利用するのも手ですが,私は使ったことがありません.
そして,一番大事なのが支払い方法です.私はPayPalを使用していますが,PayPalはすぐに登録できますが,ベーシックなプランでは支払い上限が限られています.高額な取引や頻回の取引が必要な場合はプランの変更が必要です.これには数日から一週間程度かかりますので,事前にチェックしておくのが良いでしょう.(私は取引の最中に上限に引っかかることに気づいて,あわてて相手に連絡して待ってもらったことがあります.今となっては,そのときのメールのやり取りも楽しい思い出ですが,そのときは焦りました.)
PayPalを嫌ってMoney Orderしか受け取らない人もいますが,その際は送付先が実アドレスであることも確認したほうが良いでしょう.時々,局留めになっている場合があり,トラブルの際に追跡が困難になる可能性があります.(郵送ですから面倒ですし,時間もかかりますので,待っている間結構ドキドキモノです.)
もう一つ,支払いの前にできるだけ(必ず?)相手の連絡先を確認しておくこと.メールアドレスだけでは変更された場合,対応が困難になることもありますので,少なくとも電話番号ぐらいは聞いておいたほうが良いでしょう.相手が警戒して教えない場合もあるかとは思いますが,丁寧な文章で聞いておいたほうが,精神衛生上も好ましいと思います...^^;
先日のlocal pick upでは相手の顔もわからないので,待ち合わせの際に本当はmobile phoneの番号を聞きたかったのですが,持ってないのでと逆に固定電話の番号を教えてくれました.
(固定電話では待ち合わせには役に立たないのですが...^^;)
まぁ,このようなやり取りを繰り返すことでお互いの信頼関係を築くことが一番重要ということです.
始めの質問メールのやり取りにしてもそうですが,とにかく相手の反応がどうであるかが一番大切です.反応が鈍いのは要注意.ただ,メールを出したつもりであったり,システムトラブルもあり得ますので,返事が無い場合は普通に催促してみるのも必要です.特に取引途中ではあきらめないことが大切です.前述の低評価の出品者の場合は今思えば返事も雑だし,返事も5回に一回ぐらいでした...完全な詐欺ではありませんでしたので事なきを得ましたが,そのときは相手のメールアドレスと名前から検索して,局留めではない住所までほぼ割り出しました.いざとなればeBayやアメリカの行政窓口(Federal Trade Commission)に訴えることもできますから,情報はできだけとっておくに越したことはありません.