2008年01月06日

マウスピースとリード

マウスピースとリードの関係が大事だというのは何回も書いてることですが,また,それを実感する出来事がありました.

メインで使用しているのはYANAGISAWAのラバー#6ですが,いつもメインの楽器と一緒にしているので,その他の楽器を使うときにはわざわざ引っ張り出す必要があり,もうひとつ吹きやすいマウスピースが欲しいと思っていたので,後藤楽器(Gottsu)さんの煤竹マウスピースを年末に購入しました.結論から言うと非常に吹きやすく音も良いマウスピースですが,リードとの相性にシビアなマウスピースでもあります.
当初,手持ちのYANAGISAWAと同じ#6なので,ほとんど同じ感じで吹けるだろうと思い,手持ちのリードでいろいろ試したのですが,最も番手の低いバンドレン2-1/2でなんとかコントロールできる感じでした.どうしようもなくGottsuさんにメールを出したところ,非常に丁寧な回答を頂き(Gottsuさん有難うございました),作成されているコンセプトがジャズ志向であり,リードが厚すぎるのが原因だろうとのこと.

お勧めを頂いた,RICO JAZZ select 2MEDを中心に2SOFTとLaVoz MSなどで試したところRICO JAZZ select 2MEDとの相性が抜群でした.LaVozのMSも良いのですが,やや音がこもる印象(ソフトな印象)でした.逆に同じRICO JAZZ selectでも2SOFTは柔らかすぎてコントロールしにくい感じでした.

マウスピースとリードそして自分自身との相性がいかに重要かを経験したわけですが,はじめにいろいろとこだわることをしなかったら,今でも吹きにくいマウスピースとリードで練習してた可能性もあります.楽に音が出ないときはマウスピースとリードをもう一度見直してみるのも良いかもしれません.
(リードが高いので初期の出費がかさみますが,一度いろいろなリードで自分なりのリファレンスを作っておくと,次にマウスピースを選ぶときには役に立つと思います.)

ちなみに,煤竹に合わせたリードをYANAGISAWA #6で試してみましたが,これもまた相性が悪く,やはりLaVoz Mに戻ってしまいました.
posted by RIO at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | アルトサックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月01日

あけましておめでとうございます

Conn_Chu_ArtistConn ChuBerry Artist - alto

あけましておめでとうございます.本年もよろしくお願いいたします.

年初めにConn ChuBerry Alto Artistの画像をアップしました.

Connは今はselmerに合併していますが,有名な楽器製造会社でした.メキシコに工場が移転する前の楽器は評価が高いのも特徴で,ワイヤー型のキーガードのものがそれに相当します.
Shooting Stars途中で製造が変わっているようで,キーガードがプレートのものはメキシコ(Nogales)産,ワイヤーのものがアメリカ(Elkhart)産です.

その前はモデル名が番号のものが多いのですが,6M/60M/61M/64MがアルトでVIIIの刻印がシリアル番号の上につくものが製造工程で良質と判断されたものと言われているようです.
また,このartistモデルのように精密な彫刻が施されているものがあることも特徴です.

この楽器はeBayで落札したのですが,キーパッドやフェルト,コルクがすべて取り外された状態でしたので,演奏できる状態まで持ってくるのに苦労しましたが,やはりビンテージの音がします.
大事なお気に入りのひとつです.

posted by RIO at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | アルトサックス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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