メインで使用しているのはYANAGISAWAのラバー#6ですが,いつもメインの楽器と一緒にしているので,その他の楽器を使うときにはわざわざ引っ張り出す必要があり,もうひとつ吹きやすいマウスピースが欲しいと思っていたので,後藤楽器(Gottsu)さんの煤竹マウスピースを年末に購入しました.結論から言うと非常に吹きやすく音も良いマウスピースですが,リードとの相性にシビアなマウスピースでもあります.
当初,手持ちのYANAGISAWAと同じ#6なので,ほとんど同じ感じで吹けるだろうと思い,手持ちのリードでいろいろ試したのですが,最も番手の低いバンドレン2-1/2でなんとかコントロールできる感じでした.どうしようもなくGottsuさんにメールを出したところ,非常に丁寧な回答を頂き(Gottsuさん有難うございました),作成されているコンセプトがジャズ志向であり,リードが厚すぎるのが原因だろうとのこと.
お勧めを頂いた,RICO JAZZ select 2MEDを中心に2SOFTとLaVoz MSなどで試したところRICO JAZZ select 2MEDとの相性が抜群でした.LaVozのMSも良いのですが,やや音がこもる印象(ソフトな印象)でした.逆に同じRICO JAZZ selectでも2SOFTは柔らかすぎてコントロールしにくい感じでした.
マウスピースとリードそして自分自身との相性がいかに重要かを経験したわけですが,はじめにいろいろとこだわることをしなかったら,今でも吹きにくいマウスピースとリードで練習してた可能性もあります.楽に音が出ないときはマウスピースとリードをもう一度見直してみるのも良いかもしれません.
(リードが高いので初期の出費がかさみますが,一度いろいろなリードで自分なりのリファレンスを作っておくと,次にマウスピースを選ぶときには役に立つと思います.)