パッド交換とコルクの取り付けが終わり,リークもだいぶとれました.一通り音が出るようにはなり,タイミング調整もなんとかなりましたが,キーオープニング調整が不十分で,たぶんそれが原因で音程がいまひとつです.肝となるトーンホールがいくつかありそこを中心に合わせるようですが,じっくり見てみると結構ばらついているので,もう一度きちんと調整が必要です...一通り眺めると部分的に周囲よりも大きめのトーンホールがいくつかあるのですが,そこはできるだけスムーズに息を抜くために大きくなっているとのことで,その部分のキーの開きが悪いと必然的に音程にも影響するとのこと.これらの部分で最大の開きをとってこれに他のキーの高さを合わせてゆくのが基本のようです.
(細かいことはmusicmedic.comの解説に書いてあるのですが,なにせ英語ですので要点だけ...)
まずは,キーのコルクで高さが足りないところがあるので再びばらして,コルクの取り付けを行うべきところが数か所.あとはキーパッドの密着がまだいまひとつのところがあるのですが,フェルトやパールがあるので直接キーカップを温めにくいところがあるので,パッドレベリング用の工具が届くのを待つ必要があります.手持ちのステンレスの道具でやろうと思ったら熱し方が甘かったり,道具を熱しすぎて部分的にパッドを焦がして,交換せざるを得なくなったりしましたので...
最近,調整のほうに時間を割いているので練習の時間がちょっと短いのですが,リークの有無を見たり,キーの反応をみるのにパタパタとキーを押さえてみたりしているので,指の練習にはなってるかも...
パッドの開閉でパタパタ音がするのですが,面白いのはきちんとパッドがあっているとその開閉音が何となく音階を奏でます.音程的に正確で無いのは調整不足が影響しているのかも知れませんが,調整の一つの目安になりそうですし,自分の楽器の調子を判定するのに,リークライトをいちいち入れなくてもこの音である程度判定ができるかもしれませんね.
(プロのリペアマンの方がどのようにされているかは分かりませんが...)