いきなりオドロオドロしいタイトルになりましたが,ブログをはじめてから,アクセスの履歴を見てると,アンブシュア関連の話題が良く閲覧されているみたいです.
で,アンブシュアを語るには初心者としては無理なのですが(^^;),今までの自分の体験とインターネットなどで仕入れた情報を総合すると,結論から言うとアンブシュアは人それぞれで絶対的なものは無く,最終的には自分で探すしかないと思っています.あまり,神経質になって亡霊を恐れるようにアンブシュアの迷宮に入らないようにしたほうがよさそうです.
でも,それだけでは話が終わってしまうので,現時点で自分が注意していることを挙げます.
(すべての人に当てはまるかどうかは分りませんが,自分なりに考えていることです.)
1)とにかく,噛まない.
(ある程度リードを支える,もしくは下唇を安定してリードにつける必要はありますが,音程が変わり,唇が切れるような圧力はかけない.)---厚いリードを噛んで音を出すと,音が澄んだように聞こえるようですが,今になって考えると細い音になっていただけだと思います.
2)とにかく,息を入れる.そのためには吸うことを意識する.
入れ方のこつもあるみたいなので,そのあたりは
リンク先を参照いただければと...説明になってない(?)
はじめは,とにかく音を出したいと思う一心で噛んでましたが,結局は息が入るスペースを制限し,結果として息が入らなくなっていました.吹き方を見直して今は練習中ですが,前より音が豊かになってきたことと安定した発音ができるようになってきました.
大事なのは息の量ではなくスピードだそうですが,同時に喉を開くという事も書いてあります.矛盾しているようにも感じます.
感覚的には細いところを通せばスピードがあがるような気がします.これが,思い違いのもとのようで,口でその形を作ると喉も閉まってしまい,結局,口からマウスピースに流れる息の量が少なくなってしまいます.マウスピース内の容量が口の中より相対的に大きければ,少ない息がマウスピース内にながれ込んだ時点でスピードが遅くなってしまいます.そこで,リードを噛むことによって細い道を作り,部分的に早い流れを作ることでリードを振動させ音をだしているのが,初心者なのだと思います(多分).一部しか早い息の流れを作れていないため,リードの振動も制限されますし,管全体を満たすだけの息が流れないため,DEFGあたりの音がおかしくなる原因となっているようです.
したがって,口の中の容量を大きくし,喉を開いて息が豊かに抵抗なく喉から口に流れる環境をつくり,マウスピースに入る時点で早い流れができるようにすることが重要だと思います.息の量も必要になりますから,きちんと吸うことが大切になります.その結果,噛まなくても音が出るようになるはずです.
(一応,理系なもので理系的な解析をしてみました...^^; 間違っているところなどはご指摘いただければと...)
喉を開くというのは感覚的になかなか難しく,まだ試行錯誤です.ただ先日来,咳が止まらなくて困っていましたが,咳をした時の息が速く遠くまで届くことと,咳をするときはそういえば喉が開いてるなと感じました.喉を開くたとえで嘔吐するようなという例えも目にしますが,咳をするときの開き具合も参考になるかもしれません.
あとは補足的に,自分にあったリードとマウスピース(この組み合わせも重要)を選ぶことです.
ティップ・オープニングが狭いマウスピースではある程度厚いリードを使わないと,咥えたときに息の通り道が狭くなりすぎます.一方でリードを振動させるためには息の量も必要になるので,なかなか音が出ず,音を出すために噛んでしまうという悪循環が生まれるようです.
あまり,オープニングが広いのも初心者には問題だとは思いますが,ある程度広いマウスピースで,少し薄めのリードが最初はよさそうです.ただし,自分の経験からはリードが薄すぎると,マウスピースを咥える位置やリードの取り付け位置の微妙な違いが影響しやすいようで,コントロールも難しい気がします.
とりあえず,ご参考になれば.