初心者が困るものの一つがアンブシュアだと思います.
アンブシュアとひとことで言っても,唇の形や舌の位置,のどの状態など複雑で,正解は人それぞれみたいですが,いくつか分かってきたことがあります.
いろいろやってきて一番の問題はMPを咥えた時にリードを噛んでしまうこと.リードを噛めば音は出やすくなるみたいですが,下唇が痛くなったり音程が安定しなかったり,特に高音部でリードを噛むとオープニングが小さいMPでは息が入らない状態になることもあります.
私の場合はlow Gが裏返ってしまうこととスムーズにオクターブの切り替えがいかないことが,リードを噛む弊害として現れてしまいましたが,できるだけ噛まないようにすることで解決しました.
とにかく,噛まないことが重要のようです.
今はシングルリップで練習してますが,確かに,ダブルリップ奏法など,噛んだら演奏できません.唇が痛くて.
あとはMPとリードの相性や選定ですが,アンブシュアも確立していない初心者にとって,これらを選ぶことは難しい問題です.
私の場合は音が出やすいのと吹き込んだ時に息の音が気にならないということでやわらかいリードを選んでいましたが,これがYANAGISAWAラバー #3には合わなかったことも音が奇麗に出なくなった原因の一つのようです.このMPはどちらかというとクラシック向きでリードはバンドレン3か3 1/2ぐらいがいいとのこと.
私はジャズやフュージョン志向なので最終的にはMPを変えることになるかなと思っています.
楽器についてくるMPが必ずしもその人が目指す方向に合ってるとは限りませんので,調べておく必要がありますが,MPをたくさん吹き比べた経験を持った人もそう多くはないと思いますので,インターネットで検索しましょう.私もだいぶ助かってます.